バーナード・マドフ事件―アメリカ巨大金融詐欺の全容

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880862620
  • NDC分類 338.8
  • Cコード C0030

内容説明

NYユダヤ金持ち層の多くが財産を吹き飛ばした被害総額6兆円。日本のマスコミが無視する史上最大のネズミ講。お金で騙した者たち、お金で騙された者たちの痛恨記。

目次

人々の心理を操った金融カルト
稀代の詐欺師を生んだ街
平凡な青年の幸福な日々
若き日のマドフと関係した人々
ナスダックのコンピュータ革命
巨額の資産を築く第一歩
バーナードと盟友エズラの出会い
熱狂する投資家たち
家族ぐるみの金融詐欺組織
点った危険信号
なぜ人々は騙されたのか
ユダヤ系アメリカ人社会は砂上の楼閣
ねずみ講が世界に拡大していった
ユダヤ系社会から奪う
ニューヨーク本社とロンドン支社
時には善人のように
破滅へのカウントダウン
マドフ逮捕後のストーリー

著者等紹介

レボー,アダム[レボー,アダム][LeBor,Adam]
イギリス出身のジャーナリスト。現在ハンガリーの首都ブダペストに居住

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として、執筆・講演活動を続けている

古村治彦[フルムラハルヒコ]
1974年、鹿児島市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業、同大大学院社会科学研究科地球社会論専攻修士課程修了(修士)。南カリフォルニア大学大学院政治学専攻博士課程中退(政治学修士)。現在、SNSI研究員並びに愛知大学国際問題研究所補助研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

3
そういう事件があったらしい、というのは聞いていたが、確かに日本では全然話題になってなかった。あと、本書にでかでかと副島の名前があったのでスルーしていた。別本で米国の電子取引の歴史の中で、ナスダック創設者として名前が出てきて、再度興味を持って本書を読んでみたが、あまり真面目に受け取ってよい本ではない。主観的な書かれた部分が大きすぎる。あと、技術的な面についてはほぼ書かれておらず、あとがきでも著者は心理的な面に重点を置いていた金融の素人らしい。小説みたいなもんかなと割り切れば面白いかも。2018/07/27

しおパパ

0
この本で、マドフ事件のことを知りました。日本の金融機関も大きな損失を受けているのに、なぜ日本のマスコミは取り上げなかったのか不思議である。2014/07/14

katsuya

0
史上最大の詐欺事件。ナスダックを作った金融の神様バーナード・マドフの行ったいわゆる「ねずみ講」についての一冊。マドフは受け取った金をそのまま配当にまわすという単純なスキームで35年間にわたってねずみ講を続けた。その間著名な投資家はもちろん、大手の銀行や証券会社までもがこの単純な詐欺に気づかず莫大な額を投資して損害を出した。多くの被害者はマドフを恨んでいるが、元はといえばありえない好条件の投資に強欲で目がくらんで乗ってしまった自身にも責任がある。そんな被害者たちの人間模様やマドフの人格、出自に迫った一冊。2013/05/25

himiko

0
CNNで取り上げられていたけど、こんな事件知らない~と思い、読んでみたら意外と面白かった。事件そのものも興味深いし、アメリカの金持ちの排他的なライフスタイルも垣間見れた。日本で報道されない理由が、広告株主に遠慮して、とあったけど、そうだとしたら、どれだけの事件がうやむやになっているのだろうか。2011/11/21

光花

0
超おもしろかったです。J男爵なんてそこまで疑って結論がそれ?!みたいな。人は自分の都合のいいように考えるのと先入観に縛られるものだな~と感じました。被害者リストには日本の銀行や証券会社、生保の名前がありました。2011/10/19

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